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個別指導塾の効果的な授業とは何か?

2017/11/02
成績の上がる処方箋

今回のテーマは塾での効果的な学習法です。

塾は無料ではありません、有料です。
従って、効果的に使わないとお金の無駄使いになります。

その上時間の無駄使いにもなってしまいます。さらに悪いことにその無駄に使った時間は戻ってきません。成績が上がるはずと思って通い続けているうちに時間が過ぎてしまい、思い通りに成績が伸びず、受験に向けてタイムアップ。最悪のシナリオですが、そんなことにもなり兼ねないわけです。
なればこそ、塾の授業は効率的で効果的でなければならず、成績向上を約束するものでなければなりません。
塾代の支払いの責任を負う保護者として、成績向上は当然の願望と言えます。

それでは塾での効率的で効果的な授業とはどの様なものでしょうか。ここで考えてみたいと思います。
そのためにまず、アクロス個別指導学院での個別指導の授業内容を時系列で確認してみましょう。

個別指導の一般的な授業のプロセスは次の様になります。(青字が作業をする人、赤字が作業内容です。)

  【個別指導授業プロセス】
1. 生徒が講師に宿題を提出する。
2. 生徒は講師の指示に従ってその日の課題を解き始める
3. 講師は生徒が問題を解いている間に、宿題の採点をする。
4. 生徒その日の課題を終了する。
5. 講師は生徒に宿題の採点結果に基づき間違えたところを指導する。
6. 生徒は講師が採点を終了した宿題の間違い直しをする
7.   講師は生徒が宿題の間違い直しをしている間に2.の課題の採点をする
8.   講師は生徒その日の課題で間違えたところを指導する。
9. 生徒は講師の解説に従い間違い直しをする
10.   講師は宿題と課題の間違い直しを再度採点する
11. 生徒と講師は宿題と課題の間違い直しと採点のやり取りをして宿題と課題の間違いを全て修正する
12. 講師は生徒に宿題を出す

さてここで個別指導の授業の内容を分析してみましょう。ここでは取りあえず話を簡単にするために、1:1、1:2(講師:生徒)の比率は無視して、一人の生徒についてのみ話を進めます。

ここで注目して頂きたいのは次の2つの作業です。

まず2.3.で講師は生徒が当日の課題を解いている間に宿題の採点をしています。
そして6.7.では講師は生徒が宿題の間違い直しをしている間に当日の課題の採点をします。

つまり、この個別指導授業プロセスはお互い待ち時間が殆どありません。生徒が問題を解くなり、間違い直しをしているそばで講師は常に採点をしており、その作業の合間に分らないところを指導しています(5.8.)。

この様に講師と生徒の作業がうまくかみ合う事が、実は最も効率の良い授業運営に繋がります。

そしてこの一連の作業の核になっているのが宿題です。
もし生徒が宿題をやって来なかった場合について考えてみましょう。前掲の【個別指導授業プロセス】の中で宿題に関する作業が一切出来ない事になってしまいます。

つまり、2〜6 間の作業を講師は全く出来ません。この間講師は手待ち状態です。そしてさらに悪い事には7で講師が採点をしている間今度は生徒が手待ち状態です。

生徒が宿題をやってこない事で前掲の【個別指導授業プロセス】は崩壊してしまうのです。
この状態の授業が非常に効率の悪いものになってしまい、ひいては成績が上がらない事にも繋がってしまいます。

個別指導の授業を推進するにあたって宿題の重要性はお分り頂けたと思います。

宿題をするしないは家庭学習として生徒が学習をしないだけではなく、実は塾での個別指導にも大きな影響を及ぼすものなのです。
その点をしっかり理解して個別指導の授業に臨んで下さい。

塾に支払うお金は間違いなく効率的に使われる事になり、有限な生徒の時間も無駄に使われる事もありません。