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今年の高校受験動向

2018/09/16
入試情報

昨年度は高校受験において大きな変化がありました。

 東京都が私立高校の学費負担軽減制度を打ち出したためです。世帯年収入760万円以下の家庭で、国と都合わせて助成金が449,000円支給されることになりました。

 都立高校は既に無償化されていたので、都立高校に人気が集中していましたがこの制度が始まった昨年から流れが変わりました。

 ご承知とは思いますがこの点を少しまとめると変化の流れは次のようなものでした。

① 商業、工業などの専科の高校の志願者が大幅に減少。ほとんどの高校で定員割れを起こす事態に。

② 偏差値45以下の中堅以下の普通科の高校でも志願者が大幅減少して定員割れの高校も現れる。

③ 都立高校の倍率の低下 商業高校 0.98(1.04)工業高校 0.97 (1.02)   
                                      普通科 1.44(1.50)  ()内の数字は前年度

④ チャレンジ受験が増加:都立高校に合格出来なくても私立高校入学が選択肢に入ったことで、ダメもとの都立チャレンジ受験が相当増えた。つまりワンランク上の高校、憧れの高校にチャレンジする層が増加した。

④ その結果2番手校である三田・北園の倍率が上がった。 三田女子2.16、北園女子2.26、男子2.02

⑤ ここまで述べた様に全体を総括すると二極化の傾向が強まっている。

以上がH29年度(昨年)の傾向でした。

この流れは今年も変わらない、むしろさらに顕著になってくると考えられています