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1学期期末考査の結果とテスト分析

2017/09/29
成績の上がる処方箋

皆さん今日は。

 今日は秋晴れです。赤岩中、神谷中は定期テストの結果が帰ってくる時期ですが、皆さんの気持ちはどうでしょうか?いい点数にスカット晴れているでしょうか。

 さて、アクロス個別指導学院の生徒の成績はどうかというと、先行して返却が始まった神谷中の生徒の成績は全体にいいようです。神中の上位常連の女子生徒はなんと5教科477点という驚異的な得点をたたき出しました。二番手の男子生徒も443点。二人ともかなり好調です。また、部活動が忙しく、少し普段の勉強に出遅れていた、男子もこれ迄の成績より40点以上上回る点数を出し、本人も少し自信が出てきた様子です。
 また、最近入った二年生も20点UPと、とりあえずはほっとしていました。

 赤岩中は徐々にテストが返却されていますが、まだ出そろっておらず、今週末に集計をまとめたいと思います。

 さて、それではここで、赤岩中の今回の定期テストを分析して、出題の傾向を探り、今後の定期テスト対策の参考にしたいと思います。

まずは、中学3年生の英語と数学から。

【赤岩中学3年生の英語について】
 今回のテストは三部構成になっています。

  1. 文法語彙(単語の知識と並べ替えの文法問題)
  2. 読むこと(文章の読み取り)
  3. 書くこと(英作文)

 ここで特筆すべきは、上記1)2)3)の出題を通して教科書の英文は全くテストには登場しなかったことです。1) 3) の文法問題での並べ替えや書き換え問題については学校のプリントからの出題だったので教室で真面目に取り組んでいる生徒は得点できました。
 問題は2)文章の読み取りです。これは出題された四問すべてが初見の英文でした。これは敷居がかなり高いと言わざるを得ません。
 二年生の時点で英検三級に合格し今回準二級を受ける生徒ですら70点台でした。これは少し厳しすぎるテストといわざるを得ません。読解問題も質問の難易度が高く、相当英文を読み込まないと答えられない問題が並んでいます。その上に問題量も多いので生徒は相当難渋したと思います。平均点は相当低いはずです。
 

【赤岩中学3年生の数学について】

 数学についても英語同様問題の難易度は相当高いものになっています。計算問題の問題量が非常に多くなっています。また計算問題大問⑤の4、5、番は都立入試のレベルをはるかに超えた難問です。このレベルの問題は私立難関校で出題されるのみで、授業で使う問題集にすら出ていません。そんな問題をなぜ定期考査で出すのでしょうか。

 また、文章題大問⑨は高校の数列の問題がベースにあり、通常の中学生では解法を思いつきません。中学生にとってはかなりの難問です。大問⑬は場合分けをしないと解けないので塾の講師でも少し苦労するところです。レベルの高い高校の高校生に解かせても正解がどの程度かというレベルです。これを問題量が多い定期考査で出題しても、正当に生徒のレベルを測ることになっているのか疑問です。今回の赤岩中の数学のテストは標準レベルの中学生には難しすぎると断言できます。また都立入試の数学のレベルを超えた問題が何問か出題されており、これでは生徒はただ自信を失うだけの結果になってしまっています。平均点はかなり引くと思われます。

 分かっている範囲で1学期期末考査分析を行いました。

資料がそろい次第さらに深くまた他の教科についても分析を致します。お待ち下さい。