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成績を上げる処方箋【英語学習法】最も大切で効果があるのは音読

2017/08/30
成績の上がる処方箋

ここでは効果的な英語学習法についてお話をします。

私が運営するアクロス個別指導学院の英語専任講師は某有名女子高校の講師歴35年の大ベテランで、授業で最も大切にしたのは音読であると語っています。
その理由について講師曰く「読めない単語は覚えられない」

 詳しい解説は専門書に譲るとして、日本語が表意文字(漢字)で書かれるのに対して英語が表音文字で書かれると言う事も英語の基本が「音」であることをを理解して頂けると思います。

 そしてこの英語と「音」の関係が見えてくれば、英語の学習において、「音」を体にしみこませることが最も重要であると分かって頂けると思います。

 従って最も効果的な英語学習法は次のサイクルで「音」=音読を活用した学習法と言う事になります。
アクロス個別指導学院が提唱する最も効果的な英語学習法は次の「英文暗記サイクル」です。

   【英文暗記サイクル】  英文➡和訳➡音読➡暗記➡和訳を見て英訳(テスト)

前回のブログで日本人の英語の学習に英文法は欠かせないと言う事を書きました。ここでまた音読が重要であると書いたので矛盾しているように思われるかもしれませんが、文法学習音読はどちらも重要で、同時並行で進め中ればなりません。
 つまり、上記の【英文暗記サイクル】に出てくる英文について、何故そのような英文の構成になっているのか文法解説を出来なといけません。これが非常に重要です。文法的に理解できた文章を暗記することが最も効果があるわけです。

何を音読すればよいか?

 まずは教科書です。教科書の英文は、その章ごとに割り振られた英文法、例えば不定詞、関係代名詞などの例文で構成されているはずです。文法をしっかり理解した後、音読をして暗記をすれば、文法事項を含む良質の英文が脳にしみこんできます。これが非常に大切なのです。これを繰り返せば英語は必ず出来るようになります。

 もし読者が中学生・高校生の保護者なら、まず教科書の学習済みの任意の英文を音読させてみて下さい。しっかり読めれば定期テストで70点、75点以上取れるはずです。
 教科書の英文を和訳を見て、英作すれば元の英文に戻るはずです。ちゃんと基に戻っていれば85点以上絶対に取れます。

 さてここで、中学校の現場で音読がどのような扱いになっているか、実際に起こっている実態をお話をしたいと思います。

 実は今の中学校では生徒一人ひとりを立たせて教科書の英文を読ませることはしません。アクロス個別指導学院に来ている生徒にこの件はたまに確認しており、私の知る範囲では生徒一人に英文を読ませていることはありません。

 何故かと言うと、以前どこかの学校現場で、ある生徒を立たせて英文を読ませたところ英文が読めず、立ち往生してしまい、結果としてそれが原因で不登校なってしまったことがあったようです。
 その後、学校では一人を指名して立たせて読ませるという事をしなくなってしまいました。教師の方つまり学校としての保身でしょう。
 ではどのようにしているかというと集団でご唱和させています。そうすると中には「口パク」をしていると告白する生徒も出てきます。

 これでは、音読できない生徒が出てきても当然です。

 また、前回の教科書改定で「英語を英語のまま理解するためにたくさんの英文に触れよう」との文科省の旗印のもと教科書の英文が長文化したため、音読している時間が取れなくなってしまったのも事実です。
 この様なことが原因になって、英語が出来ない子はますます出来なくなり、出来る生徒との差は開く一方です。これは、塾を運営する者として日々実感しています。

 これの流れを止めるには教科書の英文を音読させる事が最も効果があります。

そして以下の【英文暗記サイクル】を見直し英語学習の中心に据えてみてください。

英語の学力は飛躍的に向上するはずです。

 【英文暗記サイクル】  英文➡和訳➡音読➡暗記➡和訳を見て英訳(テスト)