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小学生・中学生の最も勉強に適した場所

2017/10/07
成績の上がる処方箋

 小学生・中学生の勉強に最も適した場所はどこでしょうか。

 様々な教育機関が、成績が良い生徒の家庭での勉強場所を調べたところ、リビング・ダイニングのテーブルという結果になりました。。

 皆さんの中には、リビング。ダイニングではTV、話し声などが充満していて、うるさくて勉強出来ないのではないかという懸念から、子どもの勉強部屋を確保されている方もおられると思います。その方は、この調査結果を意外に思われたことでしょう。

 しかし、調査結果はリビング・ダイニングテーブルが最適の勉強場所という事になっています。

 この調査結果を反対側から見ると、子供の勉強部屋は勉強に余り貢献しないと言う事になります。さらに言えば子供の勉強部屋は勉強に適さないと言う事になります。

 それはなぜでしょう。理由は子どもに勉強部屋を与えると、子供はそこをプライベートルームと考えて自分の自由な時間を過ごそうとします。当然そこに親の目は届きません。部活や学校で起こったことなどに気を取られてボーッとしていても親にはわかりません。またLine、メールに気を取られてしまう事も考えられます。

 つまり、閉鎖空間である勉強部屋の方が誘惑が多く子供は勉強に集中できなくなってしまう可能性があるのです。そこで勉強部屋から抜け出してリビング・ダイニングテーブルを選択した生徒の方が成績が向上するという、大人から見ると意外な結果が現出する事になる分けです。

 しかし、子供が、勉強場所としてダイニングテーブルを選択したとしても、TVでバラエティー番組が流れていたとすれば当然子供の注意も散漫になってしまいます。そこは当然何がしかの配慮は必要になります。また、成績が良い子の家庭ではリビング・ダイニングテーブルに図鑑を揃えているという調査結果もあります。辞書の引き方を子供に教えたり、一緒に図鑑を見て調べ物をしたりという、親と子の交流が子供の成績向上には欠かせない事も認識する必要があります。

 受験期になると子供の情緒も不安定になります。一本調子で成績が上がればこれに越したことはありませんが、現実はそうはいきません。行きつ戻りつしながら成績が向上していくのが現実です。模試の成績が下がった時弱気になるのは人間である証拠。誰しも経験することです。
 こんな時子供が愚痴をこぼせるのも、また親がそれを受け止めるのも、親子がそろうダイニングテーブルが最適の場所です。
 ダイニングテーブルは子育てにとって非常に重要な場所、空間と言う事になります。この点は是非認識して頂きたいと思います。

 各ご家庭でダイニングテーブルの活用法、親子で模索をしてください。上手に使えば、テスト結果も期待できるうえに、お互いの距離も縮まり、強い親子の絆も生まれてくるはずです。