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18才時の政治の関心に保護者の影響が大きい
ベネッセ教育総合研究所が昨年7~8月、高校生を対象に選挙についての調査を実施したところによると、高校生の選挙に対する意識は保護者の行動や意識が非常に大きな割合で反映されている結果となりました。
調査結果は以下のとおりです。
保護者が『選挙に行く』と答えた高校生の89%が『18歳時に選挙に行く又は多分行く』と答えた。
逆に、保護者が『選挙に行かない』と答えた高校生では『18歳時に選挙に行く又は多分行く』と答えた高校生は56%で実に33%下回る結果となった。
一方、小学生80%、中高生84%が18歳時に選挙に行くとこたえている。しかし、前回の10月衆議院選挙での投票率は42%であり、全世代の平均投票率54%を下回る結果となっている。
以上が調査結果です。
前回の18歳時の投票率は42%と低い状態にあり、その原因は様々考えられますが、保護者の影響も非常に大きいのも事実です。18歳を成人と見なそうという意見もありますが、この年代は依然としてまだ保護者の影響が色濃く出ていると言えそうです。
上記の結果は選挙に関するものですが、私はこの結果は選挙に関する行動だけのものではないと思います。
善悪の判断、モラル、学習意欲などを子供は親を見て育ち、その行動を決めると、私は考えています。
例えば、中学生の定期テスト期間中、「試験だから勉強しなさい。」と子供に勉強を促す時、親がテレビを見ながら叫んでも子供はなかなか受け入れない様に思います。
「親と子は立場が違う」との反論もありそうですが、私は常に親は率先垂範であるべきだと思います。
そうでなければ子供の点数が悪いことに関して、「結果責任」を問うことは出来ないと思います。
親にも子供に寄り添う覚悟は必要ではないでしょうか。
昔から、「子は親の背中を見て育つ」と言います。特に「親父の背中」は重要です。
「家にか帰ってまでもこれか」とお父さんの悲鳴も聞こえそうですが、何歳になっても気が抜けないのが子育てかも知れません。
私もオヤジです。お父さん方一緒に頑張りましょう。