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都立入試に異変

2018/02/19
入試情報

 いよいよ明日23日都立高校の一般入試が実施させれます。今年の都立高校入試は新聞紙上でも取り上げられていましたが、ちょっとした異変が起きています。
 今年の倍率は全体で1.44倍で、昨年度の1.55倍からかなり下がりました。それよりも今年の特徴は定員割れをする高校が増えたことです。この近所の高校では飛鳥高校が定員170に対して118名の応募にとどまり、募集定員を大きく割り込みました。これまで飛鳥高校はまずまずの人気校で、定員割れはかなりの想定外です。その他普通科では光丘、竹台、大森、大山等偏差値50以下の高校で定員割れが起こっています。しかし、上位校では依然として高い倍率を維持しており、この近所では向丘が2.02倍の高倍率で人気校に一躍躍り出ています。また日比谷、三田、戸山、目黒などは軒並み2倍を超える人気ぶりです。

 この様に一つの傾向として中堅上位の人気校に応募が集中するようになり、偏差値50を下回る高校の人気に陰りがみられるようになってきました。
 これは明らかに都立人気が二極化している事の結果に他なりません。高校ごとの人気不人気がはっきりしてきたといって過言ではないと思います。

 実はアクロス個別指導学院でもこの傾向は数年前から徐々に表面化していました。

何故かと言うと、これは当然私立高校無償化の影響です。

760万円の家庭年収という壁はあるのですが、それでも私立高校無償化の影響は見逃せません。

つまり、私立高校無償化という都の方針が中学生の選択肢の幅を広げその結果都立高校で定員割れが生じたという事です。

この事実をしっかり受け止め、来年以降の高校選びに生かしていく必要があります。

 何故なら来年もこの傾向はさらに顕著になる事が予想されるからです。