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都立入試に異変<続報>
都立高校入試に異変が起こったと前回のブログでお伝えしました。異変の内容は次のようなものでした。
〇 都立高校全体の応募者が2,000人程少なくなった。
〇 その結果定員割れする都立高校が増えた
〇 その反対に都立上位校では応募が増えて激戦となった
この様な現象が今年3月入試の都立高校入試の現場で起こりました。
定員割れした高校では予想だにしない不測の事態です。これまでこの様なことはなかったわけですから、大変な危機感が発生したことは言うに及びません。
二次募集の前日、定員割れしたある高校の校長先生がアクロスにおいでになり「生徒さんを紹介してください」と訴えに来られたのには驚きました。
その異変の衝撃が冷めやらぬうちに、先日新たな衝撃的なニュースが報道されました。
『都立高校が三次募集を実施したところ、大半の高校で定員割れが発生』という内容です。
全日制(普通科と商業、工業などの専門科の合計)について、433人の募集に対して応募が26名、応募倍率は 6%と低調で募集をした全高校が定員割れの事態となったのです。定員割れした高校は普通科で15校,専門で16校です。
詳しくは以下の東京都教育委員会のHPをご覧ください
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/admission/high_school/application/release20180322_05.html
さてこの事態をどう見れば良いでしょうか。
今後の推移をみないと分からないのは事実です。
しかし、現時点で言えることもたくさんあります。それを以下に列挙します。
○ 人気校とそれ以外の高校の二極化が都立高校で進んでいる
○ 定員割れした高校では受験者は全入の状態になっている。
○ 本来定員割れした高校に進学していた生徒たちは私立高校の流れた
○ この流れは来年も続きそうで、さらに加速する可能性が大きい
私はこのように考えています。
来年の高校受験の受験指導は難しくなりそうです。
読者の皆さま如何でしょうか。