「明日から頑張る」と言う言葉は良く聞きます。

テストで悪い点数を取った時などに、反省の弁としてよく聞く言葉です。

意気込みがこもっていて、また希望に満ちていて、心地よく響きます。

しかし、この「明日から頑張る」の起こる確率は残念ながら限りなく「ゼロ」です。

なぜかと言うと、「明日から頑張る」と言った人は果たして今日何をしたのでしょうか。

多分、今日その人がした事は「明日から頑張るぞー」と考えた事なのではないでしょうか。

つまり「今日」は「明日」の事を考えて、それで終わり。「今日」自分を進歩させる何かを全くしなかったという事です。
要するに「今日」は何もしていないのです。「明日」から頑張っている自分を想像して、「明日から頑張るぞー」と考えただけなのです。
つまり、明日も「明日から頑張るぞー」と考える可能性が高いわけです。従ってスタートするのはいつも明日から・・・・。
このサイクルが続く限り永遠に何も始まりません。

「今日」何も出来ない人が「明日」何か出来るでしょうか。「昨日」「今日」「明日」「明後日」時間はこの順序で進んでいきます。

意識的に手を加えて流れを変えないと、この時間の流れはいつもと変わらずに過ぎていきます。

「昨日」と「今日」、「今日」と「明日」この連続した時間の流れに変化を求めるなら過ぎ去った「昨日」と言う過去は変えられないので、「今日」流れを変ええるしかありません。流れを変えるのはまさに「今日」であることを意識して下さい。

どこかの予備校の先生が「いつやるの」「今でしょう」と言って大ブレイクをしました。

しかし、彼がテレビでこれを主張する遥か前から次の言葉が人生訓として受け継がれています。

「今日出来ない事は明日も出来ない。」

やらなければいけないと思った瞬間に、するべき事をやりましょう。

それをするかしないかで、人生は大きく変わってしまいます。

もちろん、学業の成績も、受験の合否もです。