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成績アップの極意(4)読解力が基本
全ての教科の学習の基本は読解力=国語力です。
国語力があれば全教科の学力を向上させることが出来るのは間違いないところです。
逆に読解力が低ければすべての教科で学力は下がります。
理科も社会科も文字を介して試験が行われるわけですから、読解力がなければ問題文を読み解けないので得点できないのは当然です。
英語もやはり国語力で抑えられます。
これはどういう意味かと言うと、試験に出た英文の日本語訳を読んだときスラスラ理解できなければ英語を読んで理解できるはずがありません。
数学はどうか。
数学は数式を使って論理的に解くので国語力とは関係のない世界の話ではないかと、思われるかも知れません。
しかし、それは誤解です。
こう考えてみてください。
論理を数式であらわしたものが数学、物理、化学
論理を言葉で表したものが国語であると。
この様に考えると国語力と数学力が表裏一体であることが分かります。
決して数学が理系で国語が文系ではありません。
都立入試の国語の読解には小説、論説文それに古文漢文を題材にした散文(論説文に近い)が出題されます。そしてこの三題の設問が求める解答は、三題とも同様に問題文の記述の中から答えを見出す問題です。
例え題材が小説であっても、問題文の中から答えを見つけ出して書き抜いたり、同じ意味のものの番号を選べばよいわけです。出題者は受験生に創作能力を求めているわけではありません。よくある過ちは問題文の主人公に感情移入してしまい自分の意見を答えに書いてしまう事です。正解するためには小説の読解であっても感情移入しない事がコツです。
つまり、受験での国語は文学鑑賞ではないと言う事です。問われるのは問題文を正確に読み解く国語力=読解力があるかどうかです。
そうなると、理系であろうが文系であろうが試験で成功するために大切なのは読解力である事はお分かりいただけたと思います。
人間の脳に理系脳、文系脳などは存在しません。
人間に備わっているのは、思考力、記憶力、そして今回話題にした読解力=言語能力です。
日々学習することでこの三つの能力は鍛えられ強化されていきます。
学習するとはこの三つの能力を鍛える過程であると考えることが出来るかも知れません。
と同時にこの三つの能力で問題を解くのだと考え下さい。その中でも言語能力が三つの能力のベースになることを再度お伝えをしておきます。