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成績アップの極意(6)「分らない」を認識する

2018/08/01
成績の上がる処方箋

「分らない」「出来ない」と感じた時、人は「不安」になります。
また同時に「イライラ」も感じることになります。

「不安」「イライラ」は人間にとって、出来れば感じたくない、負の感情です。

「不安」「イライラ」を感じると人は、当然そこから逃げたくなります。逃げる事「不安」「イライラ」を解消しようとするわけです。

 例えば数学の学習をしている時、問題が解けない事はよくあります。いくら考えても問題が解けなくなると、学習している人は「不安」「イライラ」を感じることになります。そして「不安」「イライラ」を解消したくなり、そこから逃げたくなってきます。逃避する事で問題を解決しようとするわけです。これが苦手教科を作ってしまう典型的な「学習の負のスパイラル」です。ここに「悪い点数を取ったので親に叱られる」が加わるとこのスパイラルの連鎖ははさらに強いものになりり簡単に断ち切れなくなってしまいます。

 

問題が解けない → 「分らない」「出来ない」「不安」「イライラ」を感じる問題から逃げたくなる→ 勉強することが嫌いになる

 

では、この「負のスパイラル」を断ち切るにはどうすればいいでしょうか。

ここまで読んで頂ければお分かりの様にこの「負のスパイラル」はメンタルの問題です。
人間のもともと持っている心理が働く事で形成されるものが「負のスパイラル」です。

これを解決する為に必要なのは「勇気」です。「分らない」「出来ない」を認める「勇気」です。

「私はこれが分からないんだ~!!!」勇気をもって認めてしまえばそれでいいのです。

しかし、長年塾を運営していると「私はこれが分からないんだ~!!!」と、すぐに認めることが出来る生徒がいかに少ないかが分かってきます。

問題が解けない、つまり「分からない」「出来ない」場合、そのことに対する「言いわけ」をはさんでしまうのです。
その最たるものが「習っていません」です。しかし、ほとんどの場合学校ですでに習っていたり、塾の授業で習っていたりしています。

この言葉は、この問題が解けないのは「自分の能力の問題ではなく、環境(周り)の問題である」という主張に繋がっています。要は責任回避です。

「言いわけ」をはさむことで、自分自身に対する責任を周りに押し付けて、「不安」「イライラ」から解放されようとするわけです。
これが一時しのぎであることは一目瞭然です。

解決策は先程も述べた様に「勇気」をもって「私はこれが分からないんだ~!!!」と認めることです。

さー皆さん、まず 「私はこれが分からないんだ~!!!」と叫んで、簡単にこの事実を認めてしまいましょう。

「聞くは一時の恥じ、聴かぬは一生の恥じ」という諺があります。
こんな諺があるのですから、昔から「知らない(分からない)」と認めるのは難しいことだったようです。

「私はこれが分からないんだ~!!!」と勇気をもって認めることが学習の第一歩です。
これが成績向上の一丁目一番地です。

今すぐ実践してください。

すぐに結果は出ます。