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脳はマルチタスクが苦手【塾長日記9月10日】
2つ以上の作業を同時進行でこなしていくことをマルチタスクといいます。
いくつもの作業を同時に片付けていく事が出来れば、作業ははかどりそうな気がします。
しかし、残念ながら実は人間の脳はこのマルチタスクが最も苦手な様なのです。
専門家の研究では、一つ作業をマルチタスクの状態と一つの作業に集中した場合で比較すると50%余分に作業時間が掛かることが分かっているそうです。
又、マルチタスクをすると、作業を一つひとつ別々にした場合に比べて、間違い、ミスが1.5倍増えると言われています。
つまりマルチタスクをすれば効率も精度も、シングルタスクよりダウンすると言う事に他なりません。それもかなりの割合で効率や精度が低下をするのです。
最も良いのは目の前の一つの事に集中して作業こなすことです。
ここで指摘したいのが勉強時間中の「ながらスマホ」の危険性です。
スマホを横に置いて、Line やMail の受信を気にしながら勉強をしていることは完全なマルチタスク状態になってしまっています。
これは脳が作業をする時の一番苦手な環境に自分自身を置いている事になっていて、自分では気づいていなくても勉強効率は極端に下がってしまっています。
この状態が長く続けば偏差値、学校の成績は間違いなく下がります。勉強してもしても下がっていきます。
この状態から抜け出すにはスマホを解約してしまえばよいのでしょうが、なかなかそうもいきません。
代替案としてはスマホを使う時間と勉強時間をしっかり区切ると言う事です。
『45分勉強➡15分スマホ』これを1セットにして、何回か繰り返えせば、勉強効率は飛躍的に向上するはずです。
是非お試しください。