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漢字の書き取りを怠ってはいけない【塾長日記9月13日】
漢字の書き取りは絶対怠ってはいけません。
漢字の書き取り練習はとても大事です。
漢字書き取り練習のメリットはいいくつかあります。
まず漢検合格。漢検三級を取れば私立高校入試で優遇を受けられます。
内申点に通常 +1ポイントの加算です。 これがまず第一点
次が 中学入試、高校入試、に漢字のテストが必ずある事。
都立高校入試では漢字のテストだけで 20点あります。
これはかなり多い配点です。満点ならずとも9割出来れば18点です。半分しかできないライバルに一気に8点差を付けられます。一問で8点の差をつけられるのはこの漢字と英作文(12点)それに国語の作文(10点)だけです。その他の数学、英語、国語、理科、社会の中に10点以上の配点があるものはありません。
漢字が出来ると都立入試に有利なこと。これが第二点
それから三点目が論説文に強くなることです。
論説文に使われる日本語の熟語はほとんど漢文から来ていて、漢字二文字の熟語が圧倒的に多いです。
例えば、夏休みに国語の授業で使ったテキストに掲載されていた論説文にはこんな語句が並んでいます。
混沌、収斂、表象性、内部由来、喚起、媒介、虚偽、概念、先鋭、朗詠、句会
以上の語句は注釈はありません。これを全部正確に意味を表現するのは大人でも少し戸惑うところです。
試験では、これらの漢字の意味が大体でもいいのでわからないと、問題文を理解する度合いは低くなってしまい、結果として国語の点数が伸びなくなってきます。
しかし逆にこれらの漢字熟語を知っていれば、国語は圧倒的に優位になります。国語力の差は実はこれらの語彙力の差でもある事を理解してください。
従って漢字の書き取り練習をする時、その漢字の意味、熟語の意味についても理解をするようにしてください。漢字が書けて意味が分かるようになれば一挙両得です。
特に受験生の方は漢字の書き取りを怠りなく。