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脳を鍛えたい【1】<脳に負荷を掛ける>

2018/09/14
成績の上がる処方箋

学力を上げるために、資格を取るために、脳を鍛えて、その機能を上げたい

そんな願望は勉強、学習を通じて湧いてくるもです。

そこで今回は脳を鍛えるというお話です。

本やテキストを見ながら学ぶ事を武道の世界では座学と言います。これは勉強は座ってするものという感覚から来ている言葉です。

一方運動は動きながらするものです。動くから運動と言いますからこれは当たり前。

従って我々は勉強や学習座って筋肉をつかわないでするもの運動筋肉を使って動きながらするものと漠然と感覚としてその様にとらえています。

しかし、最新の脳科学は運動と脳の関係に新たな知見を持ち込んでいます。

運動して筋肉を鍛えれば筋肉はどんどん強くなることを我々は知っています。一度でも筋トレをしたことがある人はこの事実を体験しているはずです。

 又心肺機能も同じです。毎日、トレーニングをしていると心肺機能は徐々に上がっていき長距離のタイムも良くなります

 しかし少し前までこれは筋肉、心肺機能等の身体的機能に限る話だと思われていたのです。

 これまでの脳科学では、脳細胞は生まれて以降成長とともに毎日死滅していき決して再生することはないと信じられていました。つまり、脳細胞は生まれた時が最も多く、成長するにつれ脳細胞は減少していく。これが認知症、アルツハイマーの原因である。というのが脳科学、脳神経医師の一般的な知見だったのです。

 ところが、近年年齢を重ねても記憶を司る海馬という脳の組織の周りで細胞分裂が起こっており若い細胞がどんどん生まれているという事実が発見されたのです。

 又、脳に負荷を掛ける事でこの海馬の付近の細胞の増殖をさらに活発にすることが出来る事も分かってきました。

では何をすればよいかというと

① 脳に負荷をかける

   覚えようとする=教科書を見ながら暗記する。読書をする。

   書こうとする =手を使って文字を書く。作文をする。(この動作が一番脳に負荷がかかります。)

   思い出そうとする=小テスト受ける。学んだ事を思いだす。

   話そうとする=人前でテーマを決めて話をする。議論をする。

 以上に書いたような行動動作をすれば脳に負荷がかかり脳はその負荷に耐えようとして、その機能を上げていきます。

 筋トレで負荷をかけた時に筋肉がその負荷に耐えようとして太くなるとの全く同じ現象です。

 しかし極端に大きな負荷をいきなりかけると筋肉も壊れてしまいます。同様に過剰な負荷を掛け過ぎると脳も疲れがたまってしまいモチベーションが下がってしまったり、酷い場合は鬱になったりします。何事もやり過ぎは良くないと言う事です。この点は注意をしたいところです。

② 運動をする

 実は有酸素運動、筋肉運動をするとやりはり海馬の周辺の脳細胞が新生することが、近年の脳研究で分かってきています。
 これについては明日ブログでお伝えをします

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