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脳を鍛えたい【3】<そのために何をすればいいか>

2018/09/17
成績の上がる処方箋

脳を鍛えたいシリーズの今回は3回目です。

まず復習から・・・。

脳を鍛えたい【1】は<脳に負荷を掛ける>、脳を鍛えたい【2】は<有酸素運動>をするでした。

 では脳に負荷を掛けるとはどのような動作でしょうか。

 これは前々回のブログでお伝えしたように以下の様な動作が該当します。

   覚えようとする=教科書を見ながら暗記する。読書をする。

   書こうとする =手を使って文字を書く。作文をする。
     (この動作が一番脳に負荷がかかります。)

   思い出そうとする=復習テスト受ける。学んだ事を思いだす。

   話そうとする=人前でテーマを決めて話をする。議論をする。

 前回のブログでもお伝えした様に脳は筋肉同様体の一部であり負荷をかければそれに耐えようとして機能が強くなります
 原理は筋肉に対する筋トレと全く同じです。筋肉を鍛えるには筋トレが必要な様に、脳を鍛えるには脳を鍛える効果のある動作覚える、書く、思い出す、話す)などが必要です。

 逆の言い方をすれば脳を鍛える効果のある動作を続ければ脳は鍛えられると言う事です。

 覚える、書く、思い出す、話す、という動作を繰り返していけば脳は鍛えられます

また、覚える、書く、思い出す、話すの動作の中で最も脳に負担を掛けるのが書くです。 

 手書きによる文章作成は、人間の動作としてかなり複雑なステップを踏みます

 1. 何を書くかを考える

 2. それを文章にする

 3. 脳から手に命令がいく

 4. 手が動き文字を選択する

 5. 文字の選択では、ひらがな、漢字、等の中から適切なものを選択する。

 6. 同時に手がそれに従って動き筆記具で書く

 7. 目でその文字を確認しながら書き進める

 手書きで文章を作成している時、我々は常にこのステップを踏みながら作業を行っています。

 様々な動作の中で手書による文章作成が最も脳に負担がかかると言われている所以です。

 小学生、中学生が学力向上を目指す時この手書きの文章作成が最も効果が上がります。長文を書くのは少しハードルが高い場合は短文作成が効果的です。

 専用の問題集は市販もされています。又塾でも取り扱っているはずです。是非お試しください。

 小学生にお勧めは朝日新聞が出している朝日小学生新聞の中にある「天声子ども語」の活用です。この大人の「天声人語」を小学生版にした「天声子ども語」を専用の「天声子ども語ノート」に書き写し、その要約や気になる言葉を書き込むように構成されています。

 朝日新聞の販売店に問い合わせると購入できます。小学生は是非お試しください。

 中学生は日記も効果的です。今日自分が体験したこと感じたことを一文でも、二文でもいいので書くと半年もすれば文章力も書く能力も向上してくるはずです。

 いろいろな機会をとらえて手で書く事が脳に刺激を与え、脳の機能を向上させてくれます。

 それからもう一つ脳の機能を高める動作が<有酸素運動>でした。有酸素運動による効果は主に次の二つです。

1.有酸素運動をすることで脳の神経細胞が新生しする。

2.有酸素運動をすると集中力、やる気を促すドーパミンが分泌され脳が活性化する

激しい運動は必要ありません。息が少し上がるくらいの運動を 1回1時間×週2回 行えばよいと言われています。

 有酸素運動なら何でもOKです。

ジョギング、縄跳び、ウォーキング、自転車こぎ、水泳、エアロビクス、等など。

 繰り返します。激しい運動は必要ありません。またサッカー、バスケットボールなどの競技をすることは当然有酸素運動をすることになりますが、ここでいう有酸素運動は必ずしも競技をする事ではないと言う事です。

 有酸素運動は非常に重要です。日常生活にこれを組み込むことを忘れない様にしてください。

そして、手書きによる文章作成もお忘れなく。