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失敗について【塾長日記 11月16日】
「私は失敗したことがない」と言う言葉を稀に聞きます。
本当かもしれません。
でもこの発言をした方は『失敗をしないこと』に軸足を置いているからこんな発言になるのではないでしょうか。
成功すること、そして成功するためにどんな努力をするか、に意識を持っていくとすれば『失敗』に焦点を当てた、このような発言にはならないのではないでしょうか。
アメリカのトーマスエジソンは蓄音機(レコード)、電球、活動写真機(映画)などを発明したトーマス・エジソン、アメリカの発明王と呼ばれた人の言葉にこんな言葉があります。
私は失敗したことがない、ただ一万通りのうまくいない方法を見つけただけだ。
同じ失敗していないと言いながら、なんとポジティブな言葉でしょう。
うまくいかなかったことは一万回あった。しかし、その失敗すらうまくいく方法の糧にしているから、この言葉になるのでしょう。そして大発明にその失敗をつなげて行ったのでなないでしょうか。
人間は失敗するものです。
その失敗の記憶だけにとらわれてしまって、泣き言、悔やみ、恨みつらみだけに終始してしまうのは時間ロス以外に何ものでもないように思います。
失敗にとらわれるのも問題ですが、失敗を簡単に忘れ去るのはもっと問題です。
自分の失敗はしっかりと受け止める必要があると思います。
失敗した時はなぜ失敗したのか、原因理由を検証する必要があります。
失敗を失敗として流してしまうのは一番もったいない話です。
せっかく失敗したのですから、二度と失敗しないようにすべきです。またその失敗を次の成功の糧にしなくては、失敗をしたことが無駄になり、失敗した労力も時間も無駄遣いになってしまいます。
例えば、以前紹介した『間違い問題ノート』作りなどはこのエイジソンの言葉の真髄をとらえてものでしょう。
『間違い問題ノート』 とは何かを、初めての方のために紹介しておきます。
例えば数学で待ち得た問題をノートに書きだしそれを持ち歩く。その隣のページに苦手な英単語のリストを書き込んでおく。
一冊のノートに全教科出来ないこと、分からないこと、間違えた事を時系列(=起こった順番)で書き込んでいく。
これが『間違い問題ノート』です。
教科分けして冊数を増やしたり、マカーで丁寧に色分けしたりという努力をする必要はありません。
それより、これを持ち歩き常に見直して、暇さえあれば頭に叩き込む。
そうすれば、このノートは絶対に役に立つパワフルなノートになるはずです。
うまくいかなかった方法を財産にしましょう。
これも学力をつける早道です。