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2020年より都立高校入試に英語スピーキング試験 

2018/12/20
入試情報

 都立高校入試で英語の「話す」力を測るため、スピーキングテストの導入を検討してきた都教委の検討委員会は「都内の公立中3年生全員を対象に試験を行う」ことを柱とする報告をまとめると報じられました。

 早ければ2020年度に中3生になる生徒から実施される模様で、現在の中学一年生が対象になります。中学3年に在学中にスピーキングテストを受けてその結果を受験先の高校に提出することになりそうです。そのテスト結果をどのように入試に反映させるかは未定です。

 またスピーキングテストは英検協会が実施を代行する可能性が高いです。というのは今夏にすでに一部の中3生を対象に試験的にテストが行われており、その試験は英語検定協会(英検)が代行しているからです。

 いずれにしても都教委は都立高校の入学試験にスピーキングを取り入れようとしているのは事実ですので、この点を把握しておく必要はありそうです。

英語4技能(読む、聞く、話す、書く)の中で話す能力は、われわれ日本人が最も苦手な英語のスキルです。これは文科省が、これまでの文法・読解一辺倒のテストから、話せる日本人=世界で(グローバル)に活躍できる日本人の育成に躍起になっていることの表れです。

 この方針の正否は別にして、試験がこの様に変容を遂げているのですから、試験を受ける側のわれわれは、これに対応できるスキルを磨いていくしかありません。

 それではスピーキング試験とはどの様なものだったのでしょうか。

 朝日新聞に紹介されたものは、受験生は3枚の上野動物園でのイラストを見せられ、これに対して英語(スピーキング)で答えさせて、この音声を録音してそれを後日採点すると言う方法です。

 これに対応するには問題(イラスト)を見て即座に英語で答える訓練は必要になります。この時、簡単な英文で答えるのがキーポイントです。難しい英文を使ったり、日常会話として使われる英語を使うのは間違いです。教科書にある英文を使うべきです。特に中一レベルの短文をつないで、考えたことが即座に会話として表現できることが求められます。
この点はしっかりと理解しておく必要があります。この考え方は都立入試の英作文にも言えることです。

英会話スクールに通う必要は全くありません。学校の教科書の理解が最も大切と言うことです。

 高校から大学までの入試の中で英語が最も変化しています。これに対する対応力を是非見につけたいものです。

一緒に努力していきましょう。