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「オススメの読書」は何かと聞かれたら迷わずこれ

2019/01/14
塾長日記

オススメの読書は何かと聞かれたら迷わず「日本語の表と裏」森本哲郎著をあげます。

歯切れのよい文体で書かれていて、その内容も素晴らしく秀逸です。

日本語の特徴を捉えて、様々な日本語の「語彙」にスポットを当てて、その言葉の意味するところをある時はその語源から探り、ある時は本来の意味と現代の意味の違いに触れ、論旨を日本文化の特徴にまで発展するさせて行く筆力には感心せざるを得ません。

例えば「結構です」という、われわれがよく使う言葉についてです。

「結構です」の「結構」とは本来、『申し分のない』『大変よい』ということを意味する言葉です。

例えば、茶道において「結構なお手前で」といえば「あなたの作法は大変素晴らしく非の打ち所がない」という意味になります。

しかし、「もう少しお茶はいかがですか?」 「いえ、結構です。」と答えた場合、の結構は「もう必要ありません」という否定の意味になりますね。

何故でしょう。大変興味が湧くところです。

知りたい方は、私がここで説明するより、この本を買って読んでみて下さい。膝を打って納得するばかりか、その時心が豊かになった自分を発見することができます。

この本は中学受験入試の国語、高校入試の国語、大学入試の国語、に何度も出題されています。

論説文のトレーニングとしては最適の一冊でもあります。

この本を何度も読めば、語彙力が豊富になり読解力の強化に繋がるのは間違いありません。

因みに私は3度ほど読みました。その都度新しい発見がありました。皆さんも是非知的な森本ワールドを探検してみて下さい。

森本哲郎著   日本語の表と裏   新潮文庫