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大学入試異変?!!

2019/02/21
入試情報

【今年の大学入試の現状】

今年の大学入試で異変が囁かれています。

何が起こっているのでしょうか。
大学受験生のアクロス個別指導学院の塾生の現状をまず見て行きたいと思います。


塾生のM・Wさんは青学、明治大学が第一志望で河合模試の合格判定で獨協は余裕の「A」判定でした。

M・Wさんは獨協大学の入試で85%取りましたがが結果は冷厳で不合格でした。例年の合格ラインは65%ぐらいと言われているので、通常なら合格してもおかしくない、成績でした。

気を取り直して臨んだ東京農業大学では実力を発揮して合格を勝ち取ってくれたので講師一同ホッとしているところです。

しかし、M・Wさんと同様の現象が他の塾生にも起こっており、ここまでのところ滑り止め、相応校に不合格者が相次いでおり、気が抜けない厳しい局面が続いています。

 

【厳しい入試結果の原因】

 原因は文部科学省の大学の定員に対する厳しい対応です。
 通常大学は学生を確保する為多めに生徒に合格通知を出します。例えば、早稲田大に合格した生徒が東大に合格すれば当然東大に入学します。これはMARCHと早慶の関係においても同様です。従って早稲田やMARCHは学生確保のために多めに合格者を出すわけです。どれだけ多く合格させていたかは公表していないので未知数です。私立大学もビジネスですから多くの学生が確保できれば経営的には安定します。従って、私立大学が定員以上の学生を入学させていたのは、常態化されていたとともに、長年暗黙の了解事項だったわけです。
 しかし、昨年ごろからこの暗黙の了解が崩れて、文部科学省が「定員をオーバーして学生を入学させた場合は国庫からの補助金を削減する。」とアナウンスし始めたのです。
 これが私立大学を震撼させたのです。

 その結果、私立大学側は合格者数を絞り始めたのです。今年はその絞り方をかなり厳格に実施しはじたため、大学入試は想像以上に難化してしまったのです。

 そこで、大学入試が最初に述べた様な結果になったと考えられるわけです。

 塾生や他塾の同性から判断すると、東洋大学の合格ラインは昨年のMARCHクラスの合格ラインと同等になった様に見受けられます。
 現時点ではこの様に分析をしています。

 

【今後の対策】

逆の観点から見れば、大学の定員が本来大学のシステムが許容する適正定員に戻っただけとも言えます。つまり大学が本来の姿に戻っただけと捉えることもできるわけです。

この適正な大学入試に合格するにはちょっぴり難関にはなりましたが、基本をしっかり身につけて、試験に臨めば学力のある者は必ず合格ラインを突破できるはずです。

これまで分数のできない大学生など大学生の学力低下が叫ばれたり、就職しても三年以内に30%以上の新卒採用者が退職したりと言う事態は避ける事ができるのではないかと思います。

大学の大学生徒数削減はまだ始まったばかりです。来年以降ますます厳しくなる可能性も十分あります。

しっかりと自分の立ち位置を見定めて、合格力を磨いてほしいと思います。