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東大リケジョ嶋田講師の東大までの軌跡【第15話】負けず嫌い
第15話 負けず嫌い
こんにちは、嶋田です。しばらくの間、私の高校時代の進路選択についてお話ししていましたが、話題をガラッと変えて、私の小学校時代についてお話ししたいと思います。
小学生の頃の私の特徴として、特定の分野では「負けたくない」という思いがとても強かったです。特にそれが顕著だった分野は、硬筆と毛筆です。
私の地元では、小学校1年生から硬筆、3年生からは書き初めの授業がありました。硬筆展、書き初め展が開催される季節になると、国語の授業が硬筆、書き初めの練習の時間に当てられます。そしてクラス代表に選ばれると、市や県が主催する展覧会に出品されることになっていました。
小学校1年生の時、硬筆の練習が始まり、硬筆展がどの様なものなのか全く理解しておらず、先生や両親に言われるまま、お手本を真似して、作品を提出しました。すると後日、私の作品がクラスの代表に選ばれ、展覧会へ出品され、表象されたのです。私の学校生活で初めて表彰で、初めて賞状をいただくという経験をしました。
この時、私は自分の作品が認めてもらえたこと、また賞状という形で自分の成果が残ることにとても喜びを感じました。これ以降、「硬筆、書き初めでは絶対に代表になりたい」という気持ちが芽生え、その季節になると練習を頑張っていました。硬筆や書き初めで使用する紙には指定があり、多くの人は学校から支給されたものを使っていました。しかし、学校でいただける指定用紙には枚数制限があるので、自分で指定用紙を買って、自主練を繰り返していました。結果として、普通の人の倍くらいは硬筆、書き初めの練習に時間をかけていたと思います。
この経験を通して、私に「負けず嫌い精神」が芽生えたように思っています。この時培われた「負けず嫌い精神」は、後に勉強分野における負けず嫌いへと発展していきました。モラルとして負けず嫌いが良いことなのかどうかは判断が分かれるところかもしれませんが、その後の私の勉強や進学において、この負けず嫌いは大きく影響したと思います。負けず嫌い精神の影響については、後日書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。