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東大リケジョ嶋田講師の東大までの軌跡【第24話】大学での英語授業
第24話 大学での英語授業
こんにちは。嶋田です。
今日は私の大学生活について、お話ししたいと思います。東京大学のカリキュラムは他の大学とは多少異なるところがありますが、「大学ってこんな感じなのかー」と参考にしてください!
私は東京大学 理科二類に入学しました。
私は高校生の頃に「大学は研究機関だ。自分の専門分野を突き詰めるところだ。」という話を聞いていたので、「自分の興味のある分野に関する知識を深めたい!研究したい!」と思っていました。
しかし、入ってみると大学の前期課程(1〜2年生)は、「専門教育!!研究!!」という感じではありませんでした。
東京大学では、1〜2年生は全員「前期教養学部」という学部に所属しています。教養の名から察せられる通り、この時期は専門的な勉強はほとんどしません。様々な教科を広く、浅く学ぶ期間です。
一応理系なので、数学、物理、化学、生物の授業が多いですが、英語や第二外国語の授業もありました。
今日は大学の英語の授業についてお話しします。
英語の授業は、高校の授業のように「先生の話を聞くだけ」というものではありません。
プレゼンテーションをしたり、英語の本を読んでグループ内でその解釈について話し合ったりします。
高校までで学んだ英語の知識を使って、実際に英語を使ってみるという授業です。
さらに、英語で論文を書いてみるという授業もありました。
論文を書くためには実験をします。
実験をするためには、先行研究(=これからやることになる研究)について理解を深める必要があります。それまで日本語の論文すら読んだことがありませんでしたが、先生に論文を読む上での注意点などを教えてもらい、英語の論文を読みまくり、先行研究について調べました。
そのあとに自分たちで簡単な実験を計画し、論文にまとめ、発表します。なかなか大変な授業でしたが、今まで勉強してきた英語の知識を実際に使っているという実感があり、やりがいのある授業でした。
今日は大学の授業についてお話ししました。そのほかの授業や大学での生活については、また今度書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。