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東大リケジョ嶋田講師の東大までの軌跡【第28話】受験生の夏休みの過ごし方(高校3年生)
第28話 受験生の夏休みの過ごし方 (高校3年生)
こんにちは、嶋田です。
前回は中学3年生の時の夏休みについて話したので、今回は高校3年生の夏休みについて話します。
高校生の頃も激しい部活には入っていなかったので、高3の夏は受験勉強一色でした。
私が通っていた高校は大学受験に力を入れている学校ではなかったので、受験勉強は塾頼みでした。また、学校の授業進度が遅く、受験期になっても範囲が終わらない可能性があるという話を聞き、あまり学校で勉強したいと思いませんでした。そのため、理系にも関わらず、学校の物理や化学などの理系科目を履修しませんでした。
よって、物理・化学は塾で勉強しつつ、自分で受験勉強を進めていく必要がありました。
数学が好き、かつ得意だったので、数学を武器にしたいと思い、4〜6月は数学に力を入れて勉強していました。夏には数学にある程度自信がついたので、夏は物理・化学を固めることにしました。
どちらの内容も一通りは塾で学習していましたが、理解が足りていない部分や知識を使いこなせていない部分があるのは明らかでした。「基礎ができれば応用はできる!」と確信していたので、基礎問題をひたすらやり、問題を見ると解法と答えがすらすら言えるくらいまでやり込みました。
使用した参考書は、物理のエッセンスや化学基礎問題精講です。夏は他の教科の勉強頻度を少し抑えてでも、毎日物理と化学の勉強をすると決めていました。
1周目にすべての問題を解いた後、できない問題や解放に自信がなかった問題にチェックをつけます。1周目でできた問題は、2周目以降は飛ばします。1周目でチェックがついた問題はその後繰り返し解いて、解法がスラスラ言えるようにします。チェックがついた問題数にもよりますが、私は基礎がかなり抜けていたので、初めは1冊の問題集を1周するのに数日かかりました。過去問を解き始める人も出てくる中、「こんな基礎的なことをしていていいのだろうか」と不安でしたが、「これをやるしかない!」と自分に言い聞かせ、毎日問題集を解いていました。
自分が周りより遅れをとっているとかなり焦ります。しかし、今から振り返ってみると、自分のことを一番よく理解している自分が決めたことを忠実にやり抜いたことで、最終的には周りに追いつくことができたのだと思います。
受験生のみなさんは、自分がやっている勉強が本当に正しいのかと迷うことがあるかもしれません。でも、自分を信じてやり抜けば道は開けると思うので、頑張ってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。