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東大リケジョ嶋田講師の東大までの軌跡【第34話】「自分の意思で自ら進んで学ぶ習慣」の大切さ
第34話 「自分の意思で自ら進んで学ぶ習慣」の大切さ
こんにちは、嶋田です。
前回から大学生活についてお話ししていますが、今日は授業の単位についてお話しします。
大学を卒業するためには、授業を受けて単位をもらうことが必要です。高校を卒業する時も「卒業に必要な単位」や「卒業に必要な単位数」があると思います。それと似ています。
では、どうやって単位をもらうかというと、それは授業の形式や先生の指導方針によります。私が今まで受けた授業では、出席・レポート・試験のいずれか、またはこれらの組み合わせで成績の評価がなされ、単位の有無が決定していました。
東京大学では、1年が大きく分けて2つの学期に分かれており、それぞれの学期始めにどの授業を取るのかを決めます。学期が始まってから約2週間は授業のお試し期間で、興味のある授業を聞きに行って、その授業を受けるかどうかを決めます。その後、自分が受講する授業を正式に申請して、授業を受けます。授業にちゃんと出席したり、出された課題を提出したり、試験で合格点をとることで、単位をもらうことができます。
では、あまり考えたくないことですが、単位がもらえなかったらどうなるでしょうか?
一口に「単位」といっても、単位ごとに大学の卒業や進級に関わる重要度は大きく違います。進級、卒業に大きくかかわる単位とそうでない単位があるわけです。「単位を落としたら必ずこうなる!」ということは簡単に言えませんが、重要な単位を落とすと最悪の場合、留年したり、卒業が認められなくなったりします。
大学生になると勉強も授業への出席も各人のやる気に委ねられています。勉強しなくても授業に出席しなくても怒られることはありません。しかし、それをすると単位がもらえず、最終的には卒業できなくなってしまいます。各人のやる気に委ねられている分、自分を律し、やるべきことをしっかりやらないといけないのです。
高校までの「やらされている感」で「走っている習慣」だけでは限界がきてしまいます。
あくまでも大切なのは自主性と主体性です。自主的に、主体的に学ぶということです。これはどういうことかと言えば、易しく言い換えれば、「自分の意思で自ら進んで学ぶ」ということです。これを中学高校時代身につけておきたいものです。
大学に入れば自分が好きな分野を、自主的に主体的に学ぶことができるので、授業も勉強も楽しいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。