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東大リケジョ嶋田講師の東大までの軌跡【第35話】大学の成績の決め方

2019/10/02
東大リケジョ嶋田朱里講師のブログ

第35話  大学の成績の決め方

 

こんにちは、嶋田です。

 

前回、大学の授業についてお話ししました。その中で「大学では授業に出席しなくても怒られない」ということを書きました。このように聞くと、「大学に入ったら、授業をすべてサボれる」ように思う人もいるかもしれませんが、もちろん、そうはいかないです。

 

中学や高校では朝や授業前に出席確認があると思います。先生が生徒の名前を読み上げたり、教室全体を見渡して「今日は〇〇くん休みですか?」と聞いたりしているのではないでしょうか。

 

一方で大学の授業には、出席を取る授業と取らない授業があります。

出席を取る授業では、先生やその授業を受講している人数にもよりますが、授業中に名簿が回されて自分の名前を記入して出席を示したり、先生が各々の名前を読み上げて出席を確認したりします。ここで出席していなかったからと言って学校から両親に電話がかかってくるなんてことはありません。しかし、その授業の単位認定基準が出席を重要視している場合、欠席しすぎると、単位を落とすことになります。

 

出席を取らない授業や、出席を取るけれどもそれが重要視されていない授業は何が単位認定基準になるかというと、試験やレポートです。

 

学校や学科によると思いますが、私が今まで受けた授業では、1回のテストで単位の有無が決まるというものが多くありました。そのような授業の場合、十数回ある授業に1度も出席しなかったとしても、1回のテストで合格点を取れば、単位はもらえます。逆に、全ての授業に出席したとしても、テストで合格点を取れなければ単位はもらえません。

 

大学にも、高校や中学校と同様に、テスト期間があります。東京大学の場合、テスト期間は大抵1~2週間程度ですが、テスト1発勝負の授業が多いと、この期間の前や最中にかなり勉強しますし、プレッシャーも感じます。

 

中学・高校と同様に、大学の授業でもA・B・Cというような成績がつきます。ただ、この成績のつき方が授業によって、試験1発勝負だったり、出席とレポートによる総合評価だったりします。人によって試験の方が成績を取りやすかったり、レポートを書く方が好きだったりするので、授業の成績が何で評価されるのかも授業を選ぶ際の重要な情報だったりします。

 

大学の授業や試験についてお話ししてきましたが、少し大学生活のイメージがつかめたでしょうか?もしそうだったら嬉しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。