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東大リケジョ嶋田講師の東大までの軌跡【第37話】ラグビーW杯アイルランド戦が語るもの②
第37話 ラグビーW杯アイルランド戦が語るもの②
こんにちは、嶋田です。
前回、ラグビーW杯について書きました。今回も先日のアイルランド戦の際の日本代表選手の言葉から、私が思ったことを2回に分けて書きたいと思います。
ラグビー日本代表チームについてあまり知らない方は、前回の記事から読んでいただけると嬉しいです。
アイルランド戦の直前、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは選手たちに俳句を送ったそうです。「誰も勝つと思ってないし、誰も接戦になるとも思ってないし、誰も僕らがどれほど犠牲にしたか分からない、信じているのは僕たちだけ」というメッセージが込められていたそうです。
格上のアイルランドに勝つ見込みはないと、多くの人は思っていました。ただそれは選手たちがどれほど練習してきたかを知らないからそう思ってしまうだけ。練習してきた選手たちは自分たちがやってきたことに相当な自信を持ってこの試合に臨んでいたのだと思います。
この言葉を聞いて、私が大学受験をした頃を思い出しました。
私が受験した頃は、1月にセンター試験を受け、2月末に東京大学の2次試験を受けるという日程でした。
東京大学合格のためには、2月の東大2次試験でいい成績を取るだけでなく、センター試験でもいい成績をとる必要がありました。塾の先生からは「センター試験では9割とれ」と言われていました。
そうして迎えたセンター試験。試験中は、「9割取らねば」という緊張と不安でいっぱいでした。
結局、その緊張や不安、焦りが裏目に出て、私はセンター試験で大失敗を起こしてしまいました(これについてはまた後日書きます)。
家に帰って自己採点をしてみると、9割には全く届きませんでした。それどころか、足切りと言われる点数に引っかかる可能性があるほど低かったです。(足切りというのは、東大2時試験を受けるために必要な最低限のセンター試験の点数です。)
これがわかった時は本当にへこみました。今まで何年もかけてきたことが、たった2日の試験で全て崩れたように感じました。
この状態から私がどのようにして東大合格をつかんだのか、それが今回のラグビー日本代表の言葉とどう関係するのか、次回お話ししたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。