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東大リケジョ嶋田講師の東大までの軌跡【第38話】ラグビーW杯アイルランド戦が語るもの③
第38話 ラグビーW杯アイルランド戦が語るもの③
こんにちは、嶋田です。
前回、センター試験で足切りに引っかかりそうな点数をとってしまったところまでお話ししました。
センター試験後、その自己採点をもとに、2月に受ける国公立大学を決めなければなりません。センター試験で9割を取れていれば、何の迷いもなく東京大学に出願したのですが、目標点を取れなかったことから、志望校変更も含め、出願先を考え直す必要が出てきました。
この時にいろんな人に相談しました。学校の先生、塾の先生、両親などです。
ほぼ全ての方から言われたのは「東大に出したら、足切りに引っかかって、2次試験さえ受けられないかもしれない。たとえ2次に進めても、受かる見込みはほとんどない」ということです。東大への出願を勧めてくださる方もいましたが、「来年の下見に」と言われました(笑)。つまり浪人することが前提ということです。
私自身、合格の可能性が薄い東大に出願するのか、それとも出願先を変えるのか、本当に悩みました。しかし、最終的には、東大に出願することに決めました。「ここで逃げたら絶対に後悔する」と思ったからです。
周囲は、私が浪人を覚悟していると思っていたようですが、私にはそのつもりは全くありませんでした。2次試験までの約一ヶ月を全力で走り抜けることしか考えていませんでした。
東大を受験すると決めてからは、今まで以上にがむしゃらに勉強しました。滑り止め校の対策や受験をこなしながらだったので大変でしたが、もう勉強するしかありませんでした。
そうして迎えた東大の2次試験。「やるべきことはやってきた。準備はできている。あとはそれをぶつけるだけ。」という気持ちになれました。正直言って、絶対に合格できるという自信はありませんでしたが、「私を合格させないで、誰を合格させるの?」と思えるくらい、自分がやってきたことに自信を持っていました。
試験後も絶対合格したという自信はありませんでしたが、結局、この試験で私は東京大学に合格しました。
この記事で、私の受験生活とラグビー日本代表ヘッドコーチの言葉から思ったことを書こうと思っていたのですが、長くなりそうなので、次回に回します(笑)。
次回も読んでいただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。