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スマホ使用とテストの点数

2022/02/11
成績の上がる処方箋

スマホ使用とテストの点数2

これはスマホを使用した場合に、時間に比例して学力がどのように変わるかを表したグラフです。

最初の「全くしない」グループの方が「一時間未満」よりもすべての得点が低くなっていることを除くと、スマホの使用時間が多くなればなるに従って、国語知識、国語活用、数学知識、数学活用、のすべての課題において平均点は低下していいきます。

最も下落が顕著なのが数学活用の課題に置いてです。

1時間未満のグループで75点であるのに対して4時間以上のグループでは50点となっており、33%下落していることがうかがえます。

この課題「数学活用」は「思考力」を計る課題です。

つまりスマホを長く使用すればするほど「思考力」が低下すると、このデータは物語っていると言えます。

どうでしょうか。衝撃的なデーターではないでしょうか。

グラフの名前が「スマホ等使用時間とテストの点数」で、「スマホ等」となっているのはPCゲームの時間も加えてあるからです。

つまり電子機器を操作している時間という事になります。

ゲームが脳に良いという説もあります。しかし、データを見る限り、ゲームをすればするほど、スマホを操作すればするほど、学力は低下していきます。

特に先程述べた様に数学の問題をじっくり考える問題では、スマホ操作は悪影響を及ぼしていると結論付ける事が出来るのです。

 

ここで取り上げたデータは「脳トレ」で有名になった川島隆太教授の下記の書籍から引用したものです。興味のある方は以下の書籍「スマホが学力を破壊する」をお読みください。