ブログ
シリーズ英語勉強法No1【英語教育の現在地】
英語勉強法 ブログシリーズスタート
最近、大学入試では、入試科目から英語がなくなる大学が出始め、その代わり入試の英検利用が広がっています。
また英検準一級、一級を持っていると英語の試験が免除される大学もあり、英検優遇が顕著になってきています。
この英検優遇の流れは、英語の得意な生徒が入試で有利な立場に立てる状況も生み出しています。
この傾向は文系、理系を問いません。
この点を考慮すると、入試で成功するためにはまず英語力を身に着ける事が喫緊の課題です。
中学生は三級、準二級、二級、高校生は二級、準一級、一級の取得が求められます。
では英語力は、どの様にしたら身につくのでしょうか。
このブログシリーズでは、このテーマに正面から取り組んで来たアクロスの勉強方法とその背景の理論を皆様にお伝えしていきます。
それでは英語力アップの旅に一緒に出る事にしましょう。
英語四技能は受験に大きな影響をもたらした
立教大学では入試科目から英語がなくなった
まずは立教大学の例から始めましょう。
立教大学では2021年度から、入試に英語の試験がなくなりました。
その代わり英検の合格級とスコアーの提出を求める事になりました。
つまりこれまで当日の入試の成績で英語力を評価していたところを、英検の評価で代用するようになったと言う事です。
その原因となったのが、2016年に文科省が公表した「英語教育の場では、英語力を四技能で評価すべし」という基本方針です。
四技能とは、ご承知とは思いますが、復習するとリーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、の四つの英語の能力を指します。
今回の文科省の方針はスピーキングを加えて四技能とした点が変更点であり、要求事項となりました。
大学入試にも当然これは求められたわけです。
しかし、入試を実施する大学側にとって入試当日スピーキングテストを実施するのは、人材の確保や、公平性の担保の面からも現実的ではありません。
そこで、四技能評価する民間の検定としての英検が、英語力を評価する対象として採用になったと言う事です。
「英語力を四技能で評価すべし」という文科省の方針が、大学入試の英検採用に繋がったと言う事が出来ます。
大学入試では英検導入が進んでいるのです。
この点はまず十分ご理解ください。
入試は英検一強時代を迎えている
さて、英検は、高校入試、大学入試の様々な場面で導入が進んでいます。
高校入試では、私立高校の推薦入試でこの動きは顕著です。
英検取得者に以下の様な加点をしたり、特進クラスは英検準二級以上取得者としている高校もあります。
英検三級 ⇒ +1加点
英検準二級 ⇒ +2加点
また、大学入試では、「学校推薦型選抜入試」で英検二級取得が受験資格となっている大学多くなっています。
つまり英検二級以上を持っていないと「学校推薦型選抜入試」を受ける事が出来ない状態になっているのです。
これは、文系の学科だけではなく理系の学科にもこの条件が課せられています。
この様に高校入試においても大学入試においても英検は重要な役割を演じる様になりました。
可能な限り英検の高い級の取得、出来るだけハイスコアーでの英検合格が、まさに「学校推薦型選抜入試」の合否を左右する時代になっています。
英検を取得する事で高校入試、大学入試は圧倒的に有利になるのです。
英検一強時代が到来しているのです。