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シリーズ英語勉強法No2【単語力の身に着け方】①

2024/12/19
英語勉強法

単語を覚える方法

英語を学習する上で単語の壁は学習者のだれもが経験する事です。
英語に限らずどの外国語つまり第二言語を勉強する場合は全て同じです。

「単語を簡単に覚える方法はないのか??」
外国語の学習者でこの疑問を感じたことがない人はまず皆無。
一度ならずもこの問いは誰もが発しているはずです。

世に単語を覚える方法は数多流布しています。
その中で最も効率的な方法は何か。
このブログでは、その方法について、一つ一つ考えてみたいと思います。

 

【単語を覚える方法1】 辞書を丸ごと暗記する

私はかつて、これがベストの方法の様に思ったことがありました。

こう考える人はたくさんいます。その時私は「分からない単語を調べるのは辞書なので、それを丸ごと覚えて頭の中に入れてしまえば単語についての憂いはなくなる。」と考えたましたのです

私も単語が覚えられず悩んでいる時期がありました、(今も単語の壁は感じていますが、その当時はもっと深刻な状況です。)

その時女性の方で50歳を過ぎてから本格的に英語の勉強に取り組み英検一級を取得した方の手記に出会いました。
その中に「辞書を丸ごと暗記して成功した。」との経験談の記載があったのです。
使用した辞書は三省堂「WISDOM」で「赤と青の色鉛筆で英単語、単語の用例をマークする」という細かいテクニックも記載されていました。

その時私は「分からない単語を調べるのは辞書なので、それを丸ごと覚えて頭の中に入れてしまえば単語についての憂いはなくなる。」と考えて、この女性の方法に飛びついたのです。

これならやれそうと三省堂「WISDOM」と「赤と青の色鉛筆」を購入して意気込んでその本の指示通り作業を始めました。


結果はお判りの様に、一週間持ちませんでした。

その時使った辞書は今も書棚に残っているので、先程引っ張り出してみてみたところ、17Pまで「赤と青の色鉛筆」でしるしが付けてあるのを発見しました。
私にしてはつづいた方です!!
印の付いている個所を再度読み返しましたが、印をつけた事すら記憶にありません。

数十年前、まだ受験生だった頃、英語の授業で講師から言われた言葉が蘇りました。

講師:
単語が分からなくなるとほとんどの学生が辞書を頭から覚えにかかる。私もそうだった。
しかし、大体4Pか5Pにある「abandon」という単語にぶつかるところでこの行為は終わる。
ところで君たちこの「abandon」という単語の意味を知っているか。

ー静寂ー
講師:
「abandon」とは「捨てる、あきらめる、放棄する」という意味だ。
「辞書をまるごと覚えよう」という行為はこの単語と遭遇した時点で「abandon」、つまり全員「あきらめる」事になる。


大爆笑!!

この教授の講義のおかげで数十年たっても「abandon」は覚えています。
多分一生忘れない単語になったと思います。

覚えようとして「赤と青」の色鉛筆で線を敷いた「WISDOM」の単語は忘れても逸話付きの爆笑した「abandon」は何十年経っても記憶に残っています。
これが人間の記憶の特性かもしれません。


ここに述べたナラティブの中に単語を覚えるヒントが隠されているように思います。

ー to be continuedー